2013年03月19日

works_1

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北海道旭川から山仕事の風景をお届け
森林作業道開設と間伐作業

2012年初夏の様子


少人数でさくっとやるには丁度いいサイズの山

道つけ800m
間伐面積5haくらい
(東京ドーム=4.6ha)


伐る木の種類は大まかに
トドマツ・カラマツ・ストローブマツ・シラカバ


次世代に待つ若い木々は
セン・トドマツ・ミズナラ・カエデ系


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ヤッケがずり下がってるのはご愛嬌・・・
歩いてると暑くて・・

「森林作業道」ってもっともらしい名前がついてるけど
要はある程度広く作る「山道」ってこと

道無き道を作業して進むのは辛いから道をつける





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山全体の下見を終えたら
まずはササを刈るところから

北海道はササが凄い


一度本州の山を見に行って驚いた
傾斜は急だけど、歩きやすい


こっちは平らな斜面から急斜面まで
かなりの割合でササがある


茎の部分が手の指くらいあって
表面の固さは竹くらいある


俺は小柄で体重が軽い
ひどいところでは
地面に足がつかなくなってしまう



とりあえず道を付けたい辺りのササを
地面も見えないし、作業もしにくいから
大体ざっくりで刈る





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次は道のルートにかかる立ち木を倒していく
「支障木」とか呼んでる





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支障木も大事な資源
後で売りに出せるように丁寧に切っておいておく




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ササを刈って、支障木を片付けたらこんな感じに・・

ユンボ(正式にはバックホー)の登場





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kubota U-55 [homepage]





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こんな感じで掘っていって





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作業しているときはこんな風景が見えてる





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どんどん土を均して踏んで固めて





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道が出来ていく





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大体二人作業で進んでいった


ユンボに乗って道を作る人(=機械乗り)
支障木を伐ったり片付けたりする人(=チェンソーマン)


俺が機械乗りだけど、木も伐るし、ササも刈る
チェンソーマンをやってるもうひとりも
たまにユンボに乗る
その場、そのタイミングで柔軟に動いてく


役割をギチギチに決めてしまうと逆に動きにくい
作業中の意思疎通はとても難しい


理想的には
2人ともチェンソーで木をガンガン伐れて
ユンボにもバリバリ乗れて
山の事も道の事も
ある程度わかっているのが良い


そういうチームはなかなか無いけど
この現場はそれに近かった

俺はそれを作っていきたい




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単純作業だけど奥は深い
楽しくやりながら技術をつけられれば最高だ


「仕事だから」って言ってやってるのは
山仕事ではダメだと思う


人と関わるわけでもないから
仕事中はほぼ無言だし


気分転換に本屋、珈琲屋、噴水のある公園
ってわけにもいかない


ニュアンスが伝えにくいけど、
とにかくチームの人間意外周りにいない
「通りですれ違うだけ」の人間すらいない、
それが毎日ということ


山ならではの孤独感、閉塞感


鳥とかリスとか、鹿とか熊とかがいる
奇跡みたいな素晴らしい景色、
驚く様な自然の営み
森の厳しさ、優しさ


毎日山に入っていると
かなりの頻度でミラクルな瞬間に出会う


それでも


やはり俺達はいろんな意味で
「生き物」以上に「人間」だ・・・


試しに色々やってみた


夜焼き肉やってみたり
町の友達を呼んで手伝ってもらったり
他の林業会社に勤める仲間に来てもらって仕事したり

林業を始めたいけど、
経験の場がない若者にいきなり現場を体験させたり


今迄の林業シゴトの常識みたいな中で
普通に考えるとアウトな事ばかり・・・


夜、優雅に塩ホルモン焼いてたら
匂いにつられて熊が来ちゃったし


素人に木を伐らせたら
そりゃ失敗の連続だし


恐らく
この現場の元請け森林組合の人が
このブログを読んだら


あんまりいい気分はしないだろう


でもそれは今までの、
この地域のやり方の中では、の話


山仕事の世界では今
世代が急激に変わってる


「今まで」を否定するつもりは無いし
それに反発する気も無い

むしろそこから学んでる


俺は真面目に仕事をさせてもらう中で
色々試して
これから楽しくできるようにしていきたいだけ


まずは自分達から


山、森、林を敬って
節度をもって行動して
本質的に危険を回避する心づもりをしていれば
問題はない
と確信してるからやる


楽しくないと
いくら仕事があっても続かないでしょう?



こうやって始まったのが2012年の初夏からの5ha、
北海道旭川東鷹栖「柏木山」の道付けと間伐



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posted by sam at 23:05| Comment(2) | TrackBack(0) | forest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
君はいい仕事をしている、
北海道の山はいいよね。仕事で山に行くと、世代交代が必要なんだなとつくづく感じるときがある。
山はもっと利用して、森の楽しさや危うささやいろいろなことを伝えなくてはと思う。
しっかり山を伝えなくかれ。君の写真にはそれだけの力がある。
機会があったらこっちの山人案内するぞ
Posted by またの名を峰子 at 2013年03月20日 20:22
またの名を峰子さん

ご無沙汰しています
俺のシゴトはまだまだこれかですよ
写真も満足に撮れていない

早く自分のペースを掴まないとずるずると時間だけ過ぎていきそうで恐ろしい・・・

阿寒でしたっけ?
是非遊びに行きたいですね
FBとかやってないんですか?
Posted by sam at 2013年03月22日 00:49
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