2011年04月21日

FASTING-PLOCKARE

danger.jpg
熊の足跡


山のおっかないものの話


林業

死亡率が日本トップクラスの業種


チェーンソーとか、刈り払い機で足を切る
木の下敷きになる
ユンボやブルで谷底に落ちて潰れる

熊に食われる
蜂に刺される
ハンターに誤射される

どれも常に身近にある



太い雑木を伐倒したときの事

轟音と共に倒れた木が跳ね上がり
アッパーカットの要領で根元の切り口が顎をかすめていったと思ったら
それがまた自分の方に落ちてくる

よけてなきゃ即死


同僚が近くで「イテぇ!」と叫ぶ
見たらズボンが破けて太ももから出血

チェーンソーで切ってしまった


隣町の造林作業員が刈り払い機で
少々の肉と皮を残して足を切断


除間伐という森を整える作業をしてたときの事

木に妙なテンションがかかってるときとか
凍りついてる時は
刃を少し入れただけで
バチーン!とはじける事がある

そのバチーンにやられて吹っ飛ばされる
もう少し太い木だったら打撲なんかじゃ済まされなかった


下刈り作業という山の草を刈る仕事がある
木の苗に光を与えてやるために
斜面にへばりつきながら草を刈る

機械の爆音で蜂が近づいていくるのがわからず
もしくは蜂の巣を切ってしまった事に気づかずに

蜂にガッツりさされる

一昨年はスズメバチに顎をさされた

去年は大小いろんな蜂に何回さされたかわからない
仕舞にはオオスズメバチに左の手の甲を2カ所さされて
腕全部が数分間動かなくなった

その次の日は
RISING SUN ROCK FESTIVALに遊びに行く予定だったので
腫れてドラえもんみたいな手で
ピザ食いながら音楽を楽しんでた

こんな話は細かく挙げればきりなく出てくる
酒の肴に朝までしゃべれる


今シーズンはもう既に熊に数回ビビらされてる
冒頭の写真はまさに今日
現場にあった新品の熊の足跡


そんな感じの派手な危険バナシ

俺にはそんなのより恐れてるモノがある


NEC_0342.jpg
ダニ取りピンセット スウェーデン製


「ダニ」

奴らほど気味が悪く
理不尽で
後味の悪いモノはない

奴らは血を吸って生きてる
体長はいくら大きくても5ミリ以下

その食事の方法が恐ろしい

ひどいときは自分の体の半分以上を
相手の体にめり込ませる

セメント化物質を出して皮膚を固めて
絶対に抜けない様に自分を固定させる

よく見ると足がうじゃうじゃ動いてる
半分俺の体に埋まった状態でだ!!

そして
好いだけ血を吸って満足したら
ぽろっと取れてどっかに消える

その間3〜4日間
無理に抜こうとするとちぎれて
上半身だけ肉に埋まったままになる

俺の血は虫にとって相当うまいらしく
ダニとか、蚊とかに大人気

頭を食われたときは
切開して取り出した
2針縫った

ハゲが残った


へその奥を食われた事もある
病院に駆け込んだ

その他多数被害に遭っている
体の見える部分をやられたときは

自分で刃物で皮膚をえぐって取り出す


そして今現在
左の鼻の穴の奥の方

繰り返す

「鼻の穴の“中”の奥の方」に
ダニが埋まってる

腫れている
めちゃめちゃ痛い

そして時折足が動くから
むず痒い


俺が何かしたか??



林業における最大の恐怖の対象

機械で怪我をする事でもなく
木につぶされる事でもなく
蜂に刺される事でもなく

熊でもなく

死ぬ事でもなく


「ダニ」である






posted by sam at 22:30| Comment(4) | TrackBack(0) | forest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわ・・
インフルエンザより最悪だわそれ・・
マダニでしょ?
よくうちの犬にも寄生してたわ
全身ツナギ仕様の服自作するしかないね!! 


Posted by knj at 2011年04月22日 00:54
knj

そうです
マダニってヤツだと思います

仕事中、全身タイツを本気で考えてます
Posted by sam at 2011年04月23日 10:39
ごめん、おもしろい。
Posted by ビタワン at 2011年04月25日 13:51
ビタワン

でしょ?
本人本気だからなおさら面白いでしょ?

もはや俺のダニ被害はネタです
Posted by sam at 2011年04月27日 00:30
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